日記帳

ぼくの日記です。

2014年12月23日

恋愛とは相手がいて、その相手のことを好きだと思うから成り立つものだけれど、その理由を聞かれたら「どこが好きなのかはわからないけど好き」とか「何となく一緒にいたい」なんていうことが多いと思う。むしろ、全ての恋愛がそうであってそれこそが恋愛の醍醐味なのではないかとも思ったりする。

最近、恋愛の話を聞いていると「彼氏がプレゼントくれないからやだ」とか「奢ってくれるとは言ったけど、そこが安いとこでちょっと引いた」なんて言っている人をたまに見る。そういう話を聞くたびに、俺は果たしてそれは恋愛と言えるのか、と思う。

そういう話は、一番は「相手から与えられる物」に価値があって、相手や相手といられる時間は二の次と言ってるようなもので、最初に言ったような「何となくだけど一緒にいたい」なんていう感情はそこにはない。

確かに高級レストランなんかで美味しいものを食べられればそれはそれで幸せなことだけれど、俺は公園のブランコでコンビニのおにぎりでも、一緒にいられるだけで幸せだと思えるし、プレゼントなんかなくとも元気そうな顔を見せてくれることが一番嬉しい。

しかし、恋愛経験の薄い俺の思慮が浅いだけで、そういったことも一つの恋愛なのかも知れない。
そうはいってもやっぱり、利益の大きさによって愛の深さが変わるなんてことは関係が続きにくいと思う。欲望なんて無限にエスカレートするわけだし。

自分の利益に関係なく、むしろ身を削ってでも相手の幸せそうな顔を見たいと思えて初めて恋愛と言えるのではないだろうか。