日記帳

ぼくの日記です。

2014年10月10日

 ここ一週間はろくなものではなかった。こう悪いことばかり続くと何かしらに救いを求めたくなる僕であります。昨日、酒に嫌なことを忘れ去る効力なんてないみたいなことを書いたけど、半ばわらにすがるような思いで、半ば捨て鉢になりながらとうとう危険アルコールに手を出してしまった。俺は冷蔵庫にあった金色の缶の発泡酒とアーモンドチーズを持って闇の中に籠城。

 

さっそく酒に口をつける。不味すぎた。その上、鼻を抜けるアルコールのにおいがあまりに不快で、こんなものをうまいうまいと飲む奴なんて頭がいかれてるとまで思った。それでも俺は酒の力を信じ、傍らに転がるチーズに手を伸ばしながらその味を騙し騙し飲み続けた。これはまさに苦行と言える辛さだった。

 

ようやく一缶飲み終えた頃、自分の体に何の変化もないことに気づいた。俺の頑張りは無駄な徒労に帰したと思いながら醒めきった頭の中で今週のハイライトを見るとやっぱり散々なものだったし、酒に大した効力なんてないことを再確認した。

 

しかし数分後、変化が現れる。急に息苦しくなって鼓動が早くなりだした。というか、その数分後が今なんだけどやたら誤字が多くて文が中々前に進まない。しかも気づいたら今週あった嫌なことなんてすっかり頭の中から抜け落ちていたし、思い出すのも面倒くさくなっていた。これが皆が言う酒の効力というものなのだろうか。けれどもこの脳みその腐っていくような感じはあまり好きじゃない。それはまだまだ俺が子供だからなのだろうか。いつか本当に酒をありがたく思える日がくるのを待っておこう。