日記帳

ぼくの日記です。

2014年11月22日

 簡単には会えない距離にいる友人や知り合いと関係を維持することはとても難しいことだと思う。
今はラインやメールやインターネットと、そういった人達と簡単に連絡が取れる手段がたくさん出てきたけれど、それでも続けようという気概がなければ音信は途絶えがちになって、暫くすると完全に縁が切れるということも珍しくない。気概というのも一方通行なものだと意味がない。一方にその気がなければ会話が成り立たなくなるどころ返事がすらなくなることも多い。なので双方に続けようとする意志がないといけない。
また、仮に双方にその意志があったとしてもそれは近いレベルでないといけない。双方間に温度差があるとこれもまた気持ちがすれ違うことに繋がりやすい。
こんな風にラインやメールやインターネットで関係を維持することの難しい理由というのは色々あるけれど一番の理由は、相手の表情が見えないことだと思う。というのも、会話の面白さは双方の感情やリズムといったものによって大きく変わるものだと思う。しかし、文面ではそれらの一切を感じることができない。だから、どこか心の中に不安が残っているまま話さなければならないということもある。
言ってしまえば関係の維持というのは、維持するという気概と妥協することもありながらも意志のレベルを合わせるということの上に立っている。
こんなにも難しいことを長期に渡ってやってのけるのに少しもストレスは溜まらないということはないと思う。
しかし、その中でも関係を維持することがストレスにならないどころか、それが癒しになるような人がいたりする。本当にそれは滅多にあることではないけれど、最初から自分に大きく似た部分を持っている人なんだろうなと思う。
結局のところ、合わない人とは無理をしても合わないし、合う人とは無理をしなくとも関係は続いていくということ。ただ、遠距離というハンデは小さくはないけれど、それでも自分と関係を続けていてくれている人に感謝したい。