日記帳

ぼくの日記です。

2017年11月22日

それにしてもよくビール瓶で殴っただとか、ビール瓶以外で殴ったとか、どうでもいいようなことで毎日毎日騒げるな君たち。

そしてよく卑屈極まりない日記に熱中することができるな俺。

こんな日記、そこいらの女子が目にしたらドン引きでモテるどころじゃないぞ君。

まあそりゃ外面では卑屈なところ見せられないからな。だからこんな日記を作ってわざわざ押し付けてやるのさ。ここは俺のごみ捨て場だ。こんな日記を書いていると前に読んだ小説を思い出すな。『凍花』っていう小説に出てくるネーチャンも俺みたいな日記をつけていたな。まあこんなものは誰も見てなきゃ言ってないのと同じなのさ。俺は外面でヘラヘラ笑ってやるから、せいぜい俺のことを「いつもヘラヘラ笑ってる奴」だと思ってるんだな君たち。

 

 

 

こんな日記を書いていても外面が限りなく良ければ「あの人はとても良い人」ってなるけど、他の人から「あの人」がどういう人かって聞かれたときに「とても良い人」と答えるのは本当の「あの人」を表現するのに正しい言葉なんだろうか。

たとえば就職の面接で「あなたはどんな人ですか」って聞かれたときに「私はとても良い人です」って答えたらそれは正しいのだろうか。本当の自分自身ってなんなんだろうか。

個性なんてのを表現するためにはそれを観測するまた別の人が必要で、個性ていうのは他の人から見たイメージがすべてなんじゃないかと思う。

俺がいくらファック日記を書こうとも、それを一ミリも外に出すことなくただヘラヘラ笑ってさえいれば、俺は「ヘラヘラ笑ってる奴」になるし周りの人はそれを見て「君はヘラヘラしてるのがいけない」だとか「君は愛想がいい」だとか評価する。俺がどういう人間かということを知った気になって。

本当の自分なんていうのは他人にはわからない。心の中は見えないからね。かといって、自分の目で自分の姿が見えないのと一緒で、自分がどういう人間なのかということを俺もよくわからない。だとしたら本当の自分というのは何なんだ。そんなものあるのか。

 

何言ってんだか自分でもよくわからんくなってきた。明日は休みだ。誰にも会わなくていい。でも明後日はまた人に会わなきゃいけないから今から憂鬱だ。地が裂ければいいと思う。暇つぶしに射精を行ってから寝るとしよう。