日記帳

ぼくの日記です。

2017年11月6日

俺は今までの自分の人生において、反抗期というものを実感した事がなかった。

それが今年24になるが、今更反抗期みたいなものが来ている。

最近、母親と会話をするのが鬱陶しい。俺は今まで母親から、社会的な人格のあるひとりの人間と認められたと実感をした事が一度もない。俺は母親にとってただの愛玩動物に過ぎず、母親はただ「自分の子供」という存在が可愛いだけであって、俺の人格に関してはどうでもいいのだ。

学生時代、それは少しは反抗した事もあったが、俺の主張というのはヒステリックな矛盾と、シラを切られることによってただの一度も相手にされることはなかった。その事が自分自身が人として見られていないと気付くきっかけになったんだけれども。

だから俺は母親を喜ばすようなことがしたくない。ただ何気ない質問にも母親を納得させうる答えを寄越したくない。都合の良いおもちゃが都合の良い動きを見せて、母親は都合良く自分が上手く育てたおかげだと思うのが癪だ。

俺は間違いなくひとりの人間だし、だからこそもう縛られて生きていくのが嫌だ。母親や、人の目を気にして生きていくことに疲れた。でも俺は人に嫌われることが何よりも怖い人間だから、自分勝手に生きることができない。できないというのは間違いかも知れない。しないだけだ。自分の中には結局、母親の言う通りに生きていた方が楽だという思いが強くあるんだと思う。そして、そんな母親に見捨てられたら自分は生きていけないという思いも。俺は自分の主張が強く封じられていた代わりに、自分のすべきことはほとんど母親にやってもらっていた人生だから、飼い慣らされるという事は自由のない代わりに楽なことだと知っているんだ。

俺はもう大人だから、そういうふうに生きていてはダメなんだ。

母親の支配から外れて、自分のことは全部自分でして、ちゃんとした大人にならなきゃ。

他人にすがるような事ばかりしてたら俺はダメだ。でないと俺はいつかきっとニートになる。そんな気がする。

 

父親についても言っておくと、俺の人生が父親から干渉された事は少なかった。

だから父親から何か教えを受けた記憶もない。

唯一記憶残っているのは「偏差値の高い大学に入ったら人生が楽になる」そのことだけ。

今になって思うと、父親は俺の何倍も生きているのだから、もっと色々なことを教えてほしかった。もっと説教じみた文句でも何でもいいから教えてほしかった。

 

長い愚痴になったけど、こういう経験があるからこそ、俺は自分の子供に対して主張はちゃんと聞いてあげたいし、何が正しくて何が間違っているのかもちゃんと教えてあげたい。もちろんそれは俺の価値観から一方的に言うものではなく、子供の主張を尊重しつつなんだけど。

そしてなにより仲のいい家庭を作りたい。

その為には俺がちゃんとした人間になって、ちゃんとした奥さんを探す必要がある。

仕事も頑張って色んな奴らを見返したい。